ぬるいビールのはなし(中国あるある)
昨日、无所谓の説明で、冷えてないビールに触れましたが、中国ではビールが冷えてないことが本当に多いです。(中国に行ったことのある日本人にとっては常識ですね)
都市部のお高いホテルのレストランで注文するビールは冷えていると思いますが、庶民が行くような安い食堂では「啤酒(ビール)」と注文すると、高い確率で「冰的不冰的?(冷たいの?冷たくないの?)」と聞かれます。
そして、「冰的」とお願いしても、「没有(ないよ)」と言われるか(なら最初から聞くなよ)、持ってきたビールも大して冷えていないことはざらにあります。
ここで不服そうな顔をすると、優しい服务员(店員さん)は「じゃあ氷入れる?」とか聞いてくれるんですが、どの水で氷を作っているのかわからないので、氷を入れるのはちょっと心配です。
仕方がないので大陸のような広い心で、ぬるいビールを飲みましょう。
そもそも、中国メーカーのビールはどちらかというと薄めのさっぱりしたビールが多いので、氷を入れるとさらに薄くなって美味しくないですしね。
食堂にはだいたい数種類のビールを置いているので、ビールを頼むときに「一番冷えているビールもってきて!」と頼むのもいいですね。(値段は絶対に確認しましょう!)
出張などで1人で冷たいビールと中華料理が食べたかったら、料理は打包(テイクアウト)して、ビールはコンビニで冷えたビールを買ってホテルの部屋で食べるのがおススメです。たいていのものはテイクアウトできます。
中国の国産ビールは日本では青島(チンタオ)が有名ですが、哈爾濱啤酒(ハルピンビール)とか华润雪花啤酒(雪花ビール)とか色々な会社があります。
チンタオビールでも何種類もあって、少し高いチンタオビールは濃いめの味でおいしいという人が多いです。日本のサントリー(三得利)も中国に進出していていますし、アメリカやドイツのビールもよく売られています。
国産ビールは基本的に安いし、度数も低いものが多いので色々飲み比べるのも楽しいです。私はあんまりアルコールに強くないので、誰かが頼むビールを少しもらって飲むという感じですが、ハルピンビールがあまり苦くなくて好きです。
チンタオビールしか飲んだことがない人にもぜひ試してほしいです。
【中国での冷たいビールを注文するときの要らないやりとり】
冷たいビールを注文して「好的!」って言ったのに、持ってきたビールがぬるいときの方がショックが大きいけどね…。(てきとうな落書き載せちゃいました)