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外国語学習アプリDuolingoの残念なところ

この前書いた、Duolingoの好きなところ。

benkyo-ganbaru.hateblo.jp

 

ドイツ語初級レベルの私が英語→ドイツ語で学習するために使うぶんには不満はありません。

いや、むしろドイツ語学習のアプリって少ないので、こういうアプリはありがたいです。

 

でも、このDuolingoは万人におすすめできるアプリではないと思っています。

特に、日本語→外国語の学習と、外国語→日本語の学習コンテンツでは、正直どうなの?と思ってしまいました。

 

ちょっとした興味で日本語学習や日本語→外国語学習の中身を見てみたんですが、

日本語の音声はほとんどはネイティブの「みんなの日本語」の教科書で出てくるようなきちんとした音声が多いようです。(たまに陰キャな声やアニメ声の方がいてちょっと面白いです)

しかし、少し標準語ではないアクセントの音声も混じっています。

まあ、それでも初級向けなので許容範囲です。

私が一番疑問に思うのは、選択肢をつなげて文章を作る問題です。

この画像は日本語→中国語の中身ですが、

 

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(しかも間違えてますね、正確には「金曜日に」ですね…)

 

日本語の選択肢をどうしてこういう切り方をするんでしょうかね。

せめて文節で切るとか、単語で切るとかした方がいいのでは?

勝手な想像ですが、これを作った人は日本語の助詞とか活用とかを意識した問題を作りたかったのかな?

しかも、日本語は割と自由度が高い言語なので、長い文章で助詞だけが単独でいくつも並んでると日本人でも正解の文章を作るのが困難です。

日本語学習のコンテンツだったら、助詞や活用形を意識させるって意味でまだ理解できるんですが、

日本語→中国語のコンテンツで、「サッカーをします」の選択肢を、「サッカー」、「を」、「しま」、「す」に区切るの意味不明です。

対象学習者は日本人なので、単語や文節で区切って、他の選択肢として「野球」や「卓球」を入れてみたりする方が効果的だと思うんですけどね。

 

ちなみに、中国語→日本語のコンテンツも使ってみました。

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中国語3文字に対して、この選択肢の数!日本人でも一瞬戸惑いますよね。

しかし、中国語はアスペクトを意識する言語なので、中国語母国語の学習者からみればこの選択肢は割と意味があるのかもしれません。

 

Duolingoはやはりアメリカの会社が作ったサービスなので、日本語学習のコンテンツや日本語→外国語のコンテンツではちょっとストレス度高めで、あまりおすすめできません。

現在ドイツ語は日本語→ドイツ語がないので、英語→ドイツ語で学習していますが、

もし日本語母国語学習者向けのドイツ語コンテンツができても、英語→ドイツ語を使い続けると思います。

 

そして、一番おすすめできないのは、中級以上の学習者です。

Duolingoは初級者向けの簡単な単語や言い回しをリピートして定着させていくシステムなので、中級以上では物足りなくなってきます。

最初から一番最後のレベルのテストをクリアできてしまうので、Duolingoでは学ぶことがないんです。

そう考えると、英語以外の外国語学習アプリで中級以上って少ないですね。